ますのすし伝承館

100 余年の歴史を持つ「ますのすし」の技巧を継承。

天然サクラマスの身捌き方から国産天然塩や酢の加減まで、その日に肌で感じた温度や湿度に合わせ、召し上がっていただく瞬間まで想像しながら行われている職人の作業をガラス越しにご覧頂けます。

明治41年の創業より、厳選された素材と
熟練の職人の技、ここでは昔ながらの製法にこだわり、
確かな製品作りを守り続けています。
日本海の北部沿岸で捕れるサクラマス。
その中でも3kg超の鱒だけを使い、手際良くおろします。
目と指先と肌とで、その日の気候や魚の状態を感じ取っておき、季節に合わせた加減で素早く
塩を打ちます。ここまでの作業を身につけるには、
毎日やっても最低5年はかかると職人は言います。
使う部位や、脂ののりに合わせて
塩を打ったり切り身を酢洗いします。
最高の旨味を引き出すために、身の一つ一つにまで神経を張り巡らせます。切り身が淡い紅色に変わっていく
様子をしっかり見て酢から引き上げますが、
早からず遅からずという絶妙なタイミングが難しく、
熟練した職人にしか分かりません。
明治45年に最初のますのすしが販売され、
好評を博した伝統の味を守る為に職人達は目・舌・腕を磨き、「昔ながらの製法」で一つひとつ丹精を込めて作っています。
頑なにこだわるあまり一日に数多く作ることはできませんが
是非一度ご賞味ください。